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LYRICS

春を纏う香水に澱んだ涙が溢れて
僕の胸にこの季節を深く深く刻み込む

冷たい当てつけに味をしめた
僕が君から奪ったもの
着実に一つ一つ二人の間に積み重なる
耐え難い孤独に激しく取り乱す
香りが呼び起こさせた
この感情はあまりに写実的で

春を纏う香水に澱んだ涙が溢れて
僕の胸にこの季節を深く深く刻み込む

床にこぼれてしまった水はもう
取り戻すことなどできやしない
着実に一つ一つ二人の未来を縛ってゆく
風化した他愛もない小競り合いで
不確かに繰り返される日々

肌に残る温もりは二人そこにいた証で
息を呑んでしまうほどに愛おしくてたまらない

美化された思い出と
果てしない喪失感にうなされて
君の面影を探して彷徨う

冷たい当てつけに味をしめた
僕があの日失ったもの
着実に一つ一つ痩せた身体から抜け落ちる
静寂に飲まれて自分を見失う
浅くて荒い呼吸で固唾を飲む 君の言葉を待つ

春を纏う香水に澱んだ涙が溢れて
僕の胸にこの季節を深く深く刻み込む

CREDITS

Music : Toshiyuki Tanaka (田中利幸)
Lyrics : Shion Sugita (杉田春音)